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ストーカー自販機

 今月10日、愛知県で全国ではじめて「110番通報ができる自動販売機」が設置された。自販機の備え付けの電話から110番に通報できる仕組みのほかに、監視カメラが傍から見てもわかるような位置についており、不審者が自販機に近づくと威嚇する音を出すという。

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 実のところ、これは、私の周りの自販機は10年前も前から、非公式にこのような仕掛けがされていた。朝方近くの自販機タバコを買いにいくとタバコが出てくるまで時間がかかる嫌がらせがまずある。そして、その長い合い間中、警報ともつかない威嚇音を出すので、近隣のマンションの住人が起きてしまう。非常に困惑しながら缶ジュースやタバコを買っていた。違う自販機で缶ジュースを買おうとすれば、自販機から、古い冷蔵庫が出すような「ミシッ」というノイズやブザーの音が始終自販機のそばにいる間中鳴らされた。

 これらは、私の近隣の自販機に監視カメラを備え付けて遠隔から操作して嫌がらせの音を出していたように思う。近所の自販機が全て嫌がらせの道具にされてしまったとなるとコンビニやスパーに買いにいかなければならない。しかし、そこでは工作員の張り込みや尾行が始まる。さらに私の場合、店内放送も不快な音楽(平井堅の曲の付きまといなど)やCMに悩まされながらの買い物になる。

 つまりは、私のようなストーカー被害者にとってはこのような自動販売機は監視カメラを備え付けた威嚇ならぬブザーで嫌がらせをする防犯の隠れ蓑にしたロボットストーカー工作員に他ならない。買い物という当たり前の人としての権利をすら奪い取る為の恐ろしい機械仕掛けの仕組みなのである。実際、この自販機に車輪をつけて移動できるようにしたものがゾロメなど具体的なストーカー車両の形になっていることは何度も紹介してきた通りである。

 防犯と謳われながら気に入らない国民を不審者というレッテル張られたものは自販機のそばを通りかかっただけでも威嚇音を鳴らされるとういうことが、行く先々で行なわれる。店舗で買うには車両や工作員の嫌がらせがある。結局、この国にいる間は買い物すらも許されない事態は延々と続いているとすれば、生活権の侵害どころか生存権すらも脅かされると感じないものがいるだろうか。

 公衆電話も不要になるくらいの携帯電話の時代に、なぜ態態、自動販売機に通報電話が必要なのだろうか。また私のような被害者にとっては「威嚇音」というのは緊急車両やヘリなどにも使われているハラスメントにも使うということを暗に示しているだけである。さらに、Nシステムを始め、いたるところが監視カメラだらけの(電柱の変圧器や電灯も隠しカメラがある噂がある)情況にさらに監視カメラを置くというのは幾重にも無駄が重複してはいないだろうか。

 狂気信仰にも近い防犯カルト教は、その教義自体がストーカーという大きな犯罪の上に成立しているために、あらたな犯罪を生む温床をつくっては悪循環に陥る。このことを証明するかのように、設置から3日目にして、愛知のこの自販機は、――監視自販機を置きたがる防犯システムは――器物損壊という事件を新たに発生させた。「監視社会」とかかれた落書きは自販機に書かれただけまだましである。人の肌にナイフで書かれたなら、さぞ大事(おおごと)だったろう。

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